わたしの世界観14~ニューヨークへ

ハイナー・ゲッベルス

Hashirigaki"世界ツアーで

2003年にニューヨークを訪れ、

世界最先端の演劇や音楽、ダンス、映画、アートのメッカ、

BAM(ブルックリン・アカデミーオブ・ミュージック)で公演した時のこと。

 

 

 

終演後のパーティー会場で、

1人の日本人女性に声をかけられました。

 

 

 

ジャパン・ソサエティーのディレクター

塩谷陽子です。

私、楽理科出身なの!」

 

 

えええ!!こんなところで

楽理科の人に会えるとは(゜o゜)!!

学年が1年違い、

行動範囲がまったく重ならなかったので、

学内で会ったことはありませんでしたが、

私とほぼ同い年。

 

 

 

彼女はハイナーさんの大ファンだそうで、

ヨーロッパでのほかの演目初演も

かならず観にいっている、

と嬉しそうに話してくれました。

 

 

 

帰国後、

その彼女から連絡が、、、

 

 

 

なんでも、

ニューヨークの人形劇アーティスト

バジル・ツイストが、

徳島の農村舞台に残る

『道具返し』

(ふすまが次々と開かれ、千畳敷の座敷が奥へ奥へと続くようにみえる舞台装置)

をテーマにした新作を創るにあたり、

義太夫三味線演奏家を探しているので

私を紹介してくれる、

とのこと。

 

 

「とりあえずお見合いみたいな感じで

中継ぎするね。

彼、来年春日本に行くので、

よかったらミーティングしてみない?」

 

 

 

ということで翌2004年春、

京都芸術センターでバジルと最初の顔合わせ。

          ↓

 

            バジル・ツイスト

 

 

 

気さくな感じのハンサムさんで、なかなかの好感触

淡路人形座と徳島の農村舞台も訪ねるというので、

人形浄瑠璃が盛んな

淡路島・徳島の事情視察も兼ねて、

随行することに。。。

 

 

 

 

ちょうど、

宿舎の畳の部屋で録音した

即興演奏による

CD「たゆたうた」がリリースされたころです。

 

 

 

 

本来使うべき「撥」をまったく使わないで、

指で弾いたり、こすったり、弓で弾いたり、

プリペアドピアノのように

弦に竹ひごなどを挟んだりして、

ユニークなサウンドを引き出す手法を使って生まれた

ソロアルバムです。

 

 

 

かねてから

「義太夫三味線では自分らしい音楽はできない、、」

と悩んでいましたが、

ようやく

「たゆたゆ」と自分の内面をさまうような

瞑想的な音楽を

奏でることができました。

 

          CD「たゆたうた」

 

 

話は元にもどりますが、

そんなこんなで

バジルとの共演が決まり、

ジャパン・ソサエティーで初演される

新作”Dogugaeshi"(道具返し)の

音楽構成と演奏を担当することに。

 

 

 

たった1人で

1時間近くの上演をカバーしなくてはならないので、

スカイプで打ち合せをしながら

場面ごとのサウンドトラックを作り、

ライブ演奏で三味線と箏の音を重ねる

という作戦!!

 

 

 

ニューヨーク初演は2004年11月。

ハイナーさんの”Hashirigaki"同様

プレスで好評を得て、

ニューヨークにおける先鋭的なダンスやパフォーマンスに贈られる

 ベッシー賞およびニューヨーク・イノベイティブ・シアター賞

受賞しました。

 

 

 

(この作品は、その後

2007年ニューヨーク再演、日本ツアー、

2009年アメリカツアー、

2012年ワシントン公演、

2013年NY再々演およびアメリカツアー、

2014年

”Hashirigaki"も行われたローザンヌのシアターヴィディ公演、

2015年パリ公演、と続きました。)

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、

”Dogugaeshi”ニューヨーク公演中のことです。

 

 

塩谷さんと談笑していて

「ニューヨークって

何度来てもワクワクするんだけど、

こんなところに住んでみたいなあ!!」

 

 

となにげに言ってみたところ、

 

 

 

「え!そうなの???

アジアンカルチュラル・カウンシル(ACC)

のフェローシップに応募して助成金が取れたら、

半年くらい滞在できるわよ」

 

 

 

「えええ~( ;∀;)!!!

それは聞き捨てならない~!!!」

 

 

 

かくして、

大学勤めの身で

気持ちはすっかりふわふわ

ニューヨークへ~(@^^)/~~~

 

つづく

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