わたしの世界観13~大学勤務と海外公演

大学に就職して以降も

東京の演奏活動はずっと続いていました。

 

 

 

私は、

演奏も教育も

両方できるという条件のもとで

教員に採用されたので、

論文や書籍の執筆などの研究業績がさほどなくても

演奏活動が業績として評価されていました。

 

 

 

演奏のために

やむなく授業を休講にしなくてはならない場合は、

学生の了解を得て補講を適正に行えば

問題はなかったのです。

 

 

 

しかし、、、

 

 

 

2000年秋に、

スイスのローザンヌで初演された

ハイナー・ゲッベルス演出による音楽劇

”Hashirigaki"(はしりがき)に参加することになってから、

事態が徐々にややこしくなっていきました。

 

 

 

           大好きなハイナーさん

 

 

 

ハイナーさんは、

ドイツを代表する超大物作曲家・演出家。

 

 

 

96年11月、

Ground Zero時代の大友良英氏つながりで、

埼玉芸術劇場にて日本初演された

『プロメテウスの解放』を観に行って、

テキスト、音楽、照明、美術、アクトが脱構築された

息をのむほど美しい舞台に圧倒され、

文楽を観にいってビビビっときた時以来の

衝撃を受けたのでした!!

 

 

 

 

ちょうど同じ年の2月に、

埼玉芸術劇場の館長だった

諸井誠先生の作品を演奏する機会があり、

そのつながりも功を奏して、

音楽企画制作の野田茂則さんに連れられ

終演後のパーティーに潜入!!

 

 

 

例によって

ひらめいたら「即行動」の私は、

ハイナーさんに「一緒にお仕事したいです!!」と直談判

晴れて4年後、

新作音楽劇に

音楽家、役者(^_^;)として

参加することになったのでした!!

 

 

 

 

ちょうど大学が夏休みの8月、

レマン湖畔のシアター・ヴィディで行われた

ドイツ語とフランス語と英語が錯綜する

1か月間のリハーサルは、

夢のようでした。

 

 

 

出演者は、

私のほかに

カナダ人のピアニスト、マリー・ゴエッティ、

スウェーデンのダンサー、シャルロット・エンゲルケ。

女性3人の舞台です。

 

 

 

ハイナーが

アイディアとひらめきで生み出していく

1つ1つのシーンを、

シアターサイエンス科の教え子たちと

「あーでもないこーでもない」と討議して

組み立てていくプロセスに巻き込まれながら、

三味線や大正琴を演奏したり、歌ったり、

演技したり、ダンスしたり、、、

という貴重な体験は、

一生の宝物となりました。

 

 

 

 

 

もちろん公演は大成功!!!

 

 

 

9月19日から12日間にわたるローザンヌ初演のあと、

ローマ、ハンブルグ、ベルリンをまわり、

 

翌2001年にはパリ、モスクワ、シンガポール、エジンバラ、

 

2002年にはイスタンブール、ハノーバー、ミネアポリス、

ロサンジェルス、香港、ロンドン、フランクフルト、

 

2003年にはニューヨーク、ベルギー、

 

と各国の国際的な演劇フェスティバルに招聘され、

 

エジンバラ国際演劇フェスティバルでは

最高峰のヘラルド・エンジェル賞を受賞しました。

 

 

 

 

しかし、、、

当然ながら物事には限度というものがあり、

大学の職(しかも公務員)にありながら、

そんなにしょっちゅう日本を留守にするわけにはいきません。

 

 

 

その上

いつまでも講師の身分のままというわけにもいかず、

准教授に昇格しなくてはならないという

命題もあって、

論文も書かなくてはならないし、

大学内の仕事も増えてくるし

、、、

 

 

 

そのため、

2004年以降の公演は、

現在ニューヨークで活躍中の

木村伶香能ちゃんに代役をお願いすることになりました。

(私は2010年のサラマンカ公演で復帰しましたが、そのあと公演は行われていません)

 

 

 

ハイナーから

新作オーケストラ曲のソリストとしてのオファーもありましたが、

大学をどうしても空けられず、

泣く泣くお断りしたことも。。。

 

 

 

 

「せまじきものは宮仕え」なり~((+_+))

、、、、

 

 

 

 

そして、

2004年には、

また別の海外の仕事が舞い込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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